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高強度せん断補強筋について 「リバーボン785」

高強度せん断補強筋について「リバーボン785」

質問KW785という名前を聞くのですが、リバーボン785と違う意味があるのですか?

回答KW785が国土交通省で認定された材料の名称です。リバーボン785は当社が用いている記号です。

質問リバーボン785は建設現場で加工や溶接はできますか?

回答製品は当社が保証できるものを出荷しています。したがいまして、現場で何らかの加工をされたものは品質保証ができなくなりますので、お勧めできません。特に、溶接などの熱加工は素材の性質が変化してしまう恐れがありますので厳禁です。詳しくは、設計施工指針、カタログ等を参照してください。

質問リバーボン785は16mm径だけが丸鋼と同じ形状がありますが、付着面で不安です。大丈夫ですか?

回答確かに、単純な付着性能は丸断面より異形の方が大きく、かつ、安定しています。このため、フック付きの閉鎖形フープの場合は異形断面の鉄筋を必ず用いることとしています。一方、フープを溶接閉鎖としますと、溶接継手には「ガタ」がありませんので、鉄筋断面に作用する力を余分な変形を生じることなく100%伝えることができます。この場合、コンクリートを拘束する効果は異形断面を用いる場合と同等です。
以上述べましたように、溶接閉鎖を用いる場合、丸断面と異形断面のせん断補強効果は同じです。
日本建築センターの評定では、実験的にもこの事実を確認したことから、現在の設計指針を作成しています。

質問F値と許容応力度の関係について説明してください。

回答平成13年6月12日告示第1024号にF値(基準強度)に関する規定があります。ここでは、建築基準法第37条第二号に基づく認定品を除き、
高強度せん断補強筋の    材料強度=F(基準強度)
      〃       短期許容応力度=F
      〃       長期許容応力度=F/1.5
と明示されています。
リバーボン785の場合・・・F=785
とし、F値を材料強度としています。
また、短期許容応力度については、両鋼種とも、F値ではなく、590N/mm2を採用しています。なお、長期に生ずる力に対する許容応力度の基準強度は195N/mm2に1.5を乗じた値とし、短期に生ずる力に対する許容応力度の基準強度は590N/mm2としています。

質問他社製品が設計図書に指定されている場合、リバーボン785は使えないのですか?

回答軽微な変更であれば国土交通省の技術的助言に従えば使えます。詳細は平成19年6月20日国住指第1332号「建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律等の施行について(技術的助言)」をご覧ください。

国住指第1332号「建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律等の施行について(技術的助言)」


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