特徴
ＪＦＥテクノワイヤは従来のワイヤーロープ3×7（G/O）に加え高耐食性ワイヤロープ【ＬＰコート２１】を開発しました。
本製品は、ロープの素線１本ごとに高耐久性ポリエチレンを被覆しています。そのため、落石などにより一部の素線の被覆が破れても残りの素線には影響しないので、ロープ全体を被覆したロープに比べて飛躍的に長い寿命を実現でき、張り替えコストを大幅に低減できます。
| 従来製品 | |
|---|---|
| 亜鉛めっき | 
一般的な製品（3×7G/O） |
| 亜鉛めっき ＋塗装 |
耐食性の向上と景観へ適合させるために塗装を施したタイプ
|
| 亜鉛めっき ＋外周被覆 |
さらに耐食性を向上させたタイプただし、被覆が破れた場合には素線全部に影響が及ぶ |
| LPコート21 | |
|---|---|
| 亜鉛めっき ＋外周被覆 |
 素線１本ごとに被覆しているため、従来製品よりもロープの長寿命化を実現。色の指定も可能。 |
長寿命
・ロープの素線１本ごとにあらかじめ高耐久性ポリエチレンを押し出し加工により被覆。落石などにより一部の素線の皮膜が破れても残りの素線には影響しないので、従来品に比べて長寿命を実現。張替えコストを大幅に低減できます。
高強度
・素線の心線に高強度鋼線を使用することにより、ポリエチレンを被覆していながら従来の亜鉛めっきワイヤロープ３×７と同じ強度を実現しています。
軽量化
・高強度鋼線の使用により心線を従来より細くすることで、ロープ全体としての軽量化を実現。ロープとしてのしなやかさも確保しており、落石防護網に使用する場合には、凹凸の多い斜面にもよくなじみます。
耐食性
・素線は、亜鉛めっきの上に高耐久性ポリエチレン樹脂を被覆。空気・水分を完全に遮断して心線を保護します。
景観への適合
・ポリエチレン被覆の色は選択が可能なので、周囲の風景に調和させることができ、景観を保ちます。
また、透明ポリエチレンを選択すれば素線の状況を目視で把握することが可能です。
環境にやさしい
・ダイオキシン類をはじめとする「環境ホルモンの疑いのある化学物質」リストに登載されている６５物質に該当するものは含まれておりません。
用途
落石防護網
落石防護柵
仕様
ワイヤーロープ 3×7G/O、AZ/10 
LPコート21
